18日19日に秋田で神楽VJナイトをします。

秋田の仲間に無理を言って毎年やらせてもらっている神楽ビデオジョッキーを今年もやります。

今年はMy太鼓を持っていくので、奥三河の花祭りのセンシティブで呪術的な叩き方やその響きなども紹介できます。三信遠の神歌も歌います。

全体的なテーマはたぶん「鬼神、荒神の意味とその諸相」みたいな感じになるのかな。

抗えない自然の中に神というコンセプトを考え出したこの列島の先人ですが、自然は人々にとってプラスとマイナスの両面性を持っているため「鬼」と「神」を一緒に考えて「鬼神」が生まれたと僕は考えています。

ビジュアル的には四天王像など仏像の影響は大きいと思うけれど、それよりも恐ろしい風貌の鬼神面を私たちは作ってきました。

秋田ではその流れで「なまはげ」が生まれていますね。

「ゆるキャラ」人気が今の世相で、それにはまた現在のわたしたちにとって切実な理由があるのだろうけど、それを分析する能力は僕にはありません。でも今こそ「ゆるくない」「鬼神」を見直し、鬼神と共に生きてきた文化を再確認したいと思います。

九州や中国四国、三信遠など、東北では見慣れない神楽を多く見てもらい、その中で共通点など見つけてもらえればと思います。

詳細は以下を見て下さい。

http://kaguravj.exblog.jp/12753131/

f:id:micabox:20110606091749j:image

「御園の花祭」悉皆記録映像リアルタイム上映会 延期のお知らせ

東中野ポレポレ坐で開催を予定していた『「御園の花祭」悉皆記録映像リアルタイム上映会 』は、現在の社会状況を鑑みてやむなく延期とさせていただきました。
日程は未定です。

苛酷な自然の中で生活をし続けていくために、先人により伝えられてきた信仰文化なので、こういう時こそ紹介させていただきたかったのですが、落ち着いたらあらためて開催するつもりです。

よろしくお願いします。

3月19日から20日にかけて御園花祭の映像上映会

昨年の11月13日から14日にかけて行われた奥三河の花祭り、御園(みその)地区の神事や舞をすべてビデオで記録しました。特に舞はノンストップで3台のカメラを使用して撮影しました。

そしてその映像をノーカット上映して、〜一夜の神楽を一夜かけて見よう〜という画期的な企画が決定しました。

会場は東京・東中野のポレポレ坐で、祭り空間の再現は不可能ですが、一晩かけて芸能を伴って行う祭りの雰囲気や時間感覚はわかってもらえるのではないでしょうか。

21時間はやりますから、好きな時間、来られる時間に来て、2時間でも見てくれたら嬉しいです。内容の詳細はチラシのpdfをダウンロードしてください。

なるべく実況解説をしたり、はしっこで舞ったり笛を吹いたり、歌を歌ったりという趣向も考えてみたいと思っています。

かつてない、画期的、かつ無謀とも言える企画ですが、花祭りを行うエネルギーというのは、それだけのものがあるのです。

新宿から歩ける距離なので終電を逃したら、ぜひ。また始発で来てもまだまだたっぷり見ることが出来ます。

期日:平成23年 3月19日(土)~ 20日(日)
会場:Space & café ポレポレ坐 (JR/都営大江戸線 東中野駅下車 徒歩1分)
受付開始(榊鬼券、伴鬼券)/ 19 日(土)14:00
開場/ 19 日(土)14:30
上映/ 19 日(土)15:00 ~ 翌20 日(日)13:30
(休憩をはさみ約21 時間の上映です)

入場券(出入自由)/
山見鬼(やまみおに)券:2,500 円(通し前売券、ワンドリンク付/70 名様限定)

榊鬼(さかきおに)券 :3,000 円(通し当日券、ワンドリンク付)

朝鬼(あさおに)券 :1,000 円(20 日(日)のみ有効当日券/20 日(日)朝5時より販売)

伴鬼(ともおに)券 :1,000 円(通し学生割引券/19 日(土)14 時より販売)

※ご来場多数の場合、入場をお断りすることがあります。あらかじめご了承ください。
※「花の舞」のあと(午前1時ころ~)地酒を振る舞います。

予約/ 電話 03-3227-1405 E-mail:event@polepoletimes.jp (ポレポレタイムス社)

主催:特定非営利活動法人(NPO)御園夢村興し隊
協力:御園花祭保存会、東栄町御園区、ポレポレタイムス社
関連URL(御園花まつりの館)http://hanamatsurinoyakata.com/


chirashi.pdf

2月の神楽ビデオジョッキーのお知らせなど

「明けましておめでとうございます」は旧正月にご挨拶するつもりです。

そのせいではないですが、ブログ全然更新できず、反省しています。

正月は奥三河へ行って2日の古戸と3日の上黒川、徹夜の祭りをふたつ続けてみました。みっつ続けてみることも考えられましたが、体力や諸事情でふたつにしました。いずれ報告します。

今年最初のブログは神楽ビデオジョッキーのお知らせになります。

2月は今のところ4ヶ所を予定しています。

2月12日(土) @世田谷区・池尻「まんまるの木」

http://manmarunoki.com/

まだ、サイトに詳細は出ていませんが、14:00-16:30と17:30-20:00の二本立てになる予定です。

内容など確定したらまたお知らせします。太鼓叩いてのライブもあります。

2月18日(金) @大阪・玉造「風まかせ人まかせ」

http://www.fanto.org/kazemakase.html

毎度おなじみ、もっとも回数をやっている会場です。

いつものようにゆるゆるワイワイとやります。

19:00から 料金は1000円-1500円の間かな(笑)。

2月19日(土) @大阪・梅田「阪神百貨店」

なんと、デパート催事に進出です!!

まだ公式発表がないのですが、今のところ30分のVJを2本とミニライブを1本。

「ご当地グルメ甲子園」だったかな、全国の食べ物の催事で、会場をお祭りの時の神社の境内みたいな雰囲気にするということで、声がかかりました。

ありがたいことです。

これも詳細がわかりしだいお知らせします。もちろん無料。

2月25日(金) @東中野「ポレポレ坐」

2011年は4回シリーズで神楽ビデオジョッキー&ミニライブをします。

1回目としてあらためまして、

神楽入門「神楽の祭りとしての構造を各地の神楽映像を使って紹介するダイジェスト篇」

をご覧いただきます。

全国の神楽の映像を使って「神楽は何をやっているのか」「どのようになっているのか」ということを楽しみながらわかってもらいたいと思います。

以前もやっていますが、ファイルはアップデートしています。

大阪まで行くので名古屋とか、京都でもやりたかったところですが、21日にやはりポレポレ坐で伊勢大神楽の加藤菊太夫組の菊太夫親方に話しを聞くというトークイベントがあり、お手伝いで東京に戻ります。

聞き手は浅草雑芸団の上島敏昭さん。

これと25日の詳細は「ポレポレ坐」のサイトをチェックしてください。

近々アップされるはずです。

http://za.polepoletimes.jp/

そして加藤菊太夫組は23日に国立劇場の「国際民俗芸能フェスティバル」に出演、

http://www.ntj.jac.go.jp/performance/3870.html

翌24日には日枝神社で神楽を奉納する予定です。

そんなわけで、名京阪方面はまた4月にでもあらためてVJツアーに行きたいと思っているので、これからみなさんにお願いしますね。呼んでくれればもっと西へ西へと行くし、北へ北へも上がります。

よろしくお願いします。

アンド、今年の韓国・晋州仮面劇フェスティバルは5月27日(金)から29日(日)に決まりました。日本からの神楽などは現在交渉中です。

神楽ビデオジョッキーの解説 @みんたる

神楽のかんたんな解説          @みんたる 2010.11.05

神楽(かぐら)は民俗学で分類されている芸能のひとつで、世界に類を見ない数の多さと多様な姿で存在している日本の神事芸能、民俗芸能である。都市部ではいま、祭りというと神輿や山車のイメージを持つ人が多いと思うが、全国には実にさまざまな形で祭りが行われている。そして神楽はその基本的な存在として、例えば宮崎県だけでも三百以上あり、全国ではその数は三千とも五千とも言われているのである。

現在行われている神楽は「五穀豊穣の祈願や感謝」を目的としているという説明が多いが、神楽の語源は神が降りてくる依代(よりしろ)を神座「かみくら」と呼び、それが「かむくら」「かぐら」と変化したというのが定説になっていて、かつては神懸かりして「神託」を受けることが祭り-神楽の大きな目的だった。

各地に残る神楽は中世に起源を求めるものが少なくないが、ほとんどの神楽が今の形に落ち着いたのは江戸時代以降だと考えられている。その形を簡単に言うと「神を迎える祭場を作り」「祭場を浄め」「神を招き」「神を慰撫し」「神と共に飲食をし」「神託をもらい」「神を送り返す」というのが基本的なプロセスになっている。しかし、これにつながる祭祀は太古から行われていて、神を招いて歌い踊ったシャーマニスティックな「神遊び」や、太陽の復活に魂の再生を重ねて祈った「冬至まつり」、神道の「鎮魂祭」などに、各時代に渡来した宗教の祭祀文化の「おまじない」や、地域それぞれの個性が混ざり合って、百花繚乱の様相を見せているのが現在の神楽なのである。

冬至は太陽が一年で一番弱まる日で、再び日が長くなっていくのだが、古代の人はこれに魂や生命力の再生をなぞらえた冬至まつりをしていて「霜月祭り」と呼ぶようになった。そして現在も冬場にはこの霜月祭り系の神楽が各地で行われていて、11月からがそのシーズンになるのである。

特に中国地方や九州、そして三信遠の山間部に残る祭りは寒さをものともせずに夜を徹して行われるものが多く、神仏混淆など古い形が残っているのだが、特に注目すべきは「山の神」の存在で、「鬼神」「荒神」とも呼ばれるが、神楽で招く土地の氏神の他に「来訪神」として「山の神」が登場する神楽が多い。そして「自分の許可を受けずに祭りをするとは何ごとか」と文句を付け、問答になるものも多い。この問答は「神懸かり」の際にどんな神が降りてきたのか確認する必要があり、審神者(さにわ)がその役割をするのだが、その名残とも言われている。そして能楽での山伏などの宗教者と亡霊の関係も、この問答が元だという説もある。

そしてこれらの神はほとんどが憤怒の形相を見せる鬼神面なのだ。この列島に生きてきた人たちにとって「鬼」と「神」が同居していて、この二面性はまさに自然と人間の関係である。自然は人間が生きていくための食糧や生活道具の材料をもたらしてくれる「豊かな自然」であり、時に嵐や洪水、飢饉、疫病などをもたらす「残酷な自然」でもある。鬼神をもてなし和解するのは、自然にはかなわないという前提の元に生きる人々の自然との関係を確認するものと考えてもいいだろう。どの祭りもそれぞれの土地で生きるための知恵や覚悟をベースにした強い信仰心による祈りが中心となっていて、それを芸能によって明るく、時にははじけて愉しめる祝祭になっているのである。

アニミズム、シャーマニズムを背景にした呪術的なこの文化は世界中のネイティブカルチャーに共通するものであり、先進国といわれる国のあるこの列島に残っていることは驚くべきことなのだが、まずはこれが滅びなかったことに感謝したい。それほど神楽に携わる人々のの信仰心は篤いのである。

しかし現実にはその伝承は厳しいものになっている。ぜひ、神楽に出会うことにより、現地の人々と、そしてこれまで伝えてきた先人たちと、時空を超えて繋がってほしいと願っています。

三上敏視

10月の神楽ビデオジョッキーのお知らせ

今回は11月の御園花祭ツアーもあるし、霜月祭り系の神楽シーズンが始まるので、それらの神楽の愉しみ方を、神歌を覚えてもらったりしながら紹介します。

10月7日(木) 神楽VJ「神楽と出会う夜 其の弐〜花祭を3倍楽しむ方法の巻」

@名古屋・新栄「パルル/parlwr」18:30open/19:00start チャージ2000円 ドリンク別

名古屋市中区新栄2-2-19  Tel.052-262-3629

名古屋は「三河」、花祭の行われる奥三河は三河の奥にあるわけですね。そんな名古屋でも意外と花祭を知る人は少ないようです。

今回は花祭や遠山の霜月祭り、坂部の冬祭り、新野の冬祭りなど、名古屋から比較的行きやすい祭りをたっぷり紹介して、特に「参加型」の花祭では「3倍楽しむ」ためのうたぐらなどを覚えてもらおうと思います。

会場の詳細などはこのサイトの半分から下あたりを見て下さい。

申し込みは「海外移住旅行社」Tel.052-220-6428

10月8日(金) 神楽VJ「山の神キーワードに列島の神楽を俯瞰する」

@名古屋・覚王山「山山堂」19:00/20:00 チャージ2000円 1ドリンク付き

山の本のギャラリーがある喫茶「山山堂」での初めての神楽ビデオジョッキーということで、「山の神」をキーワードにいろいろ見てもらおうと思います。

10月10日(日) 神楽VJ 「神楽シーズン到来!!お勧め神楽いろいろ」 「一緒に歌える三信遠の霜月神楽

@京都・遊子庵

Part1 14:00-17:00 「神楽シーズン到来!!お勧め神楽いろいろ」11月から1月が神楽のハイシーズン。各地の面白い神楽を紹介します。

Part2 18:00-21:00 「一緒に歌える三信遠の霜月神楽」神楽では珍しい”参加型神楽”を紹介。愉しみ方をレクチャーします。

参加費 Part1 1500円 Part2 2000円(三上の作る神楽料理〜花祭の定番「けんちん」〜一品付き) 通し2500円

今回は三上がPart2のために「けんちん」を作ります。飲み物、食べ物、持ち寄り大歓迎。

申し込み・問い合わせサイトから

メールは もりたさん

遊子庵は京都の町衆文化の香り高い、中京室町に残る築130年の町家

音楽、映像、アート、メディアなどのクリエイティブな活動、あるいは生活文化を高める活動をしている団体の協働スペースです。

ここの和室でゆったりと、Part2は祭りの雰囲気で宴会風のビデオジョッキーにしたいと思っています。

10月13日(水) 神楽VJ「内容未定・いつものゆるいかんじで」

@大阪・玉造「風まかせ人まかせ」 19:00 start

チャージ1000円(飲食代別) 定員20名

大阪市天王寺区玉造本町 12-1 仙野ビル101

申し込み・問い合わせは、tel & fax 06-6768-1340

僕が一番数多くやっているのがここ。

まいどおなじみ、「風まかせ」で、いつもの顔と新しい顔が出会って和やかにやります。

10月15日(金) 講座「神楽太鼓とお囃子 日本音楽の源」

@朝日カルチャーセンター中之島教室 15:30〜17:00 会員 2,625円 一般 2,940円

大阪では初の朝日カルチャーセンターでの講座です。

演奏もやります。内容など詳細はサイトを見て下さい。

そして東京は

10月22日(金)「三上敏視のお神楽ナイトvol.5  ”花祭りを3倍楽しむレクチャー篇」

@東中野 Space & Cafe ポレポレ18:30open/19:30start

2000円(ワンドリンク別)

中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル1F

予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)

10月29日(金)「神楽ビデオジョッキー

@中野・居酒屋「ひろし」4階 19:30開演

料金:3500円(料理つき・飲み物は各自オーダーをお願いいたします)

前回は「下ネタ特集」で盛り上がった「ひろし」でまた、面白ネタ特集です。以下はセッティングしてくれた大久保太郎さんのご案内です。

——–

明治以前の、レアな芸能の姿を垣間見ることの出来る「神楽」。三上さんは、その現場を訪ねる旅を10年以上重ね、貴重な映像をビデオカメラに記録し続けています。

「今回は『「神楽特撰面白映像その1』として「レアな場面」「おバカな場面」「不思議な場面」「インパクトのある場面」「エッチな場面」オマケに「韓国の芸能」など、若干マニアックに重箱の隅をつついたりもしながらの「面白く楽しい神楽」のダイジェスト版をお送りします。

白眉は島後久見神楽の「鹿島」に出てくる「お医者さん(笑)!!」お見逃しなく!!」

問い合わせは大久保さんへ

御園花祭 榊鬼

2008年2月15日ブログ日記 オールナイト神楽ビデオジョッキー

前日はカラフルロスタイムショーDeluxで、大成功だったために打ち上げなどで3時頃まで飲んで、若干二日酔い気味の中、夕方planBへ。

今までやったことのない夜通しのビデオジョッキーは、やれる自信があるかないか、なんかイメージ湧かなくて他人事みたいな感じだった。

夜通しの祭を見るときでも途中仮眠をとるのだから寝ちゃうんじゃないかとも思うが、観客ではなくて当事者の場合はその気分が違うというのは、前回の布川花祭神座に上がって笛を吹いたときの実感である。やっていると時間の経つのが早いのね。

そんな感じで7時半になんとなくVJは始まった。最初は誰も来ないんじゃないかと思ったけど、大道芸上島さんとか何人か来てくれて、スタートしてからも次々と人が集まってくれた。上島さんには夜通しなんかやるなんて「ばかだなあ」と励まされた。

遅くまでいられない人が早く来て、朝までいられる人は夜遅くに来る、という感じだっただろうか、ベンチに座ったり横になったり、桟敷に寝たりとみんな好きな格好で見てくれるのもいい感じである。

知り合いしか来ないかと思ったけど、初めての人もけっこういたし。

で、休憩時間はとなりの部屋が夜通し神楽の休憩所のような感じで豚汁や酒の販売があって、見終わった神楽の話題など雑談をして過ごすのも楽しかった。

そんなこんなで「あれ、もう半分済んじゃった」「あと一本だ」というかんじで、結局意識を失うことなく、無事にやり遂げることが出来た。

やれば出来るじゃん。

まず、ビデオジョッキーをするという当事者の緊張感があって、そして見ている神楽の映像は何度見ても面白いので、観客としても見入ってしまう。その両方でもって夜通しが可能だったのだろう。

あと、めったにドリンク剤飲まないけど、この際だから試しに4種類くらい飲んだな、安いやつ。それとコーヒーとお茶と水と焼酎と酒と。眠眠打破が一本余った。

またやれと言われたら、前日と終了後の環境を整えられたらやっちゃうかも。

今回みたいにデラックスの後のスペシャルはきついよね。

あらたに6本編集するのもたいへんだ。

あと、planBがやらせててくれるかと言うこともありますね。だって朝まで豚汁作ったり、寝ずに付き合ってくれたんだもん。

お客さん、planBのスタッフの皆さん、ありがとうございました。

text & photo ⓒ Toshimi Mikami