動画ダイジェストを別サイトで作りました

このサイトではページ機能を使って、これから自分が訪ねた神楽のYouTube動画をアーカイブしていきたいと思っていますが、行っていないところも含めた一神楽、一動画のダイジェストサイトも作りました。
「百花繚乱日本の神楽」です。
こちらは「本の斜め読み」みたいに見てもらえればと思います。
よろしくお願いします。

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2007年12月12日 ブログ日記 遠山霜月祭り 上町正八幡

上村の上町正八幡へ。

神事をやっている頃だったのでまた丸西屋さんで蕎麦を食べてから会場へ。

丸西屋さんでは昭和30年の時の貴重な映像を見せてもらう。当時は道路を舞ながら行列していて、棒の舞もあり高千穂神楽みたいでおどろく。

上町正八幡へ戻ったのはちょうど舞が始まった頃だが、遠山まつりは最初のうちは面を着けない儀式的な舞が延々と続く。

一般の「お客さん」はやはり面を着けた舞を見るのが楽しみなのでこの時間の人は少ない。

でも神歌を歌いながら徐々に盛り上がってくる感じはいいものだ。

ここのまつりは神社に隣接する公民館みたいな建物を仮眠所にしているので、疲れたら休めるのでありがたい。

面が出るまで寝て、終わってからまた少し寝る、という利用の仕方がほとんどだ。

あと、ここでは神社の中では酒盛りのような飲食はしないしきたりなので、ここの食堂で飲み食いをすることになる。

仮眠券を早めに買って場所をとったが、たしか二年前は1500円だった料金が2000円になっていた。

毛布二枚で2000円は安くない。ご祝儀はどこでも3000円出しているので合わせて5000円となり、僕の神楽予算の中では経費の高い場所だ。

お返しも神社のお札だけなんだけど、これで仮眠所が安くておみやげやお弁当も出て、という厚遇だったら人がいっぱい来すぎて大変かも。遠山まつりは神社の中で行われるのでキャパが限られているのである。

実際、今回は同じバッヂを付けた60代くらいの2,30人のツアーが来ていて、最高潮の時はけっこう大変だった。神楽の見方も知らないからけっこう邪魔にもなってたし…。

7 時頃から「子供の舞」。これは本来の次第にはないもので、この地区だけかもしれない。女の子にも出番があり、その舞がまたなかなか良くて、これはこれで感動。宮崎の尾八重神楽や中ノ又神楽でも女の子に出番を作るために演目を挿入しているが、それは「浦安の舞」で現地の神楽とは関係ない。でもここの「子供の舞」は「四つ舞」や「羽揃への舞」など正式演目をやるのである。

だから男の子にとっては将来のためのそなえになるわけだ。なかなか足さばきや腰の曲げ方などの美しい子がいて感心する。また真剣な表情で舞って終わったあとにホッとする顔もまたいいものだ。

ちょっと仮眠をとって0時頃神社へ戻る。まだ同じような舞が続いている時間帯なのだが前回この時間が楽しかったからである。

何が楽しかったかというと、見る人もやる人も少なくなっていて、鈴を振らせてもらったり、一緒に舞ったり出来たのである。

またそれを楽しみに行ってみたら、今年はけっこう人がいて地元の中高生あたりが鈴を振っていた。こうなるとよそ者の入る余地はないので、おとなしく見学。面白かったのは地元の人らしきおじさんがかまどに薪を入れる時に、ペニスを突き出すような仕草をしながら薪を入れて、それでちょっと盛り上がったこと。湯立のかまどが女陰みたいだなあと思って見ていたのでなんか納得した。「またやってくれないかなあ」と思って見ていたが、僕が見た限りではこの一回だけ。残念。

2時頃に地元の人や仮眠所で寝てたツアーの連中などワラワラと人が集まってくる。でも最初に面が出てきたのは4時半頃で、ここから大騒ぎ。川で素っ裸で禊ぎをした若者たちが舞う「稲荷」「山の神」「四面」は見ている人の中に後ろ向きで飛び込むダイビングをする演目で、これで盛り上がろうと、地元の若者たちも早くから「よーっせー、よーっせー」とはやし立てる。

演目が始まる前にオープニングアクトのように中学生の女の子がダイブ。最初は遠慮していたが周りからせき立てられて舞処に出てきたらもう「その気」になって、所作も堂に入ったものだった。やりたいんだろうなあ、女の子も。

素手で煮えたぎる湯をはねるクライマックスをはさんでこの時間帯はもう大盛り上がりのトランス状態。このために何時間もガマンしてきた、って感じである。そして最高位の神面「天伯」が出てきてフィナーレへと続き、6時半頃にまつりは終了。終わったあとに直来としておいしい雑炊をいただいた。

2年前より終わるのが早かったのだが、これは前回は面の舞を2回繰り返したからなのだ。だからダイビングも湯はねも二回あった。

今回一回だった理由を訊いてみたら、今回は「祈願」がなかったので一回だったという答え。それと昔は面の舞をやりたいメンバーが多かったからそのために二回やっていた、という話もあった。

あと、前回と違っていた点はストロボが禁止じゃなかったこと。前回は「子供の舞」以外はストロボ禁止だったので写真はぶれてばっかりだった。

で、このストロボ禁止は良いことだなあと思っていたので、前回のデジカメが壊れた時に感度のいいものをということで今のカメラを選んだのね。でもこのカメラ、途中で「ズームエラーです」という表示がでたまま撮影不能に。ショックである。

それとピントを合わせるのに赤い光を出すカメラも邪魔だね。あれを平気で使う神経がわからない。ストロボはOKでもあれは絶対禁止してほしい!!

で、壊れたあとは同行者のカメラを借りて撮影していたのだが、けっこうオーブが映っていた。

遠山はやっぱり「濃い」。

2007年11月11日 ブログ日記 御園花祭

去年に続いて3回目の御園の花祭。今年も湯立に間に合わず、残念!!

間に合うように出たつもりなんだけど、飯田インターを降りたあと、なんか標識を見落としたりして時間をロスしてしまった。

豊橋から行けば迷いようがないのだが…。

今年は去年より人が少ないかなーと思っていたけれど、やはり「花の舞」や鬼さまが出る頃にはたくさんの人が集まってきた。

なんと、名古屋に住む叔母が来ていてビックリ。俳句の会で来たのだそうな。

ちゃんと朝までいたので最近の老人は元気なもんだ。

元気な老人といえば、長老の「塚田先生」はかなりお酒飲んでいたのに、かっこいい太鼓を叩いていて感動。

朝になってから釜の湯を振りまく「湯ばやし」、御園のは「湯をはねる」という感じではなくぶちまけるという感じで盛り上がるのだが、いつもの仮装した人が今年はいなかった。

それだからかどうかわからないけど、舞を舞うメンバーがヘンテコな恰好をして出てきて受けていた。

御園の花は独特のノリで面白い。

text & photo ⓒ Toshimi Mikami